「AESCジャパン」が茨城県に 日本最大級のリチウムイオンバッテリー新工場を建設

株式会社AESCジャパン(本社:神奈川県座間市、代表取締役:松本昌一)は、日本最大級のリチウムイオンバッテリー工場を茨城県の茨城中央工業団地2期地区に建設し、2024年中の量産開始を目指すことを発表しました。

同発表記者会見でAESCジャパンの代表取締役社長である松本昌一は、「茨城県様のご助力により、国内最大級のバッテリー工場を建設できる運びとなりました。我々AESCジャパンは、この工場でバッテリー生産におけるカーボンニュートラルを実現するとともに、本格的な電動車時代において国内での持続可能な社会の一翼を担うことで、カーボンニュートラルの実現に貢献していく所存です。」と述べました。

茨城県の大井川和彦県知事は「地球温暖化への対策が喫緊の課題となる中、ゼロカーボンへの対応は、本県が取り組むべき最重要課題であると考えております。カーボンニュートラルに向けては、自動車の電動化が最も重要であり、車載用バッテリーは、如何にその量を確保できるかが生産台数を左右する重要な鍵を握っております。AESCによる本県でのギガファクトリー建設は、カーボンニュートラルの促進はもちろん、雇用、関連企業の立地など、電動車生産における我が国、ひいては世界の一大拠点となるよう大いに期待しております。本県では、事業環境整備や雇用の確保など、地元茨城町とともに最大限の協力をさせていただきたいと考えております。」と述べました。

来賓として出席した日産自動車 COO アシュワニ グプタ氏は「日産は2050年までにクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルの達成を目指しています。その実現には、ホームマーケットである日本が非常に重要です。日産は、EVのパイオニアとして、世界初の量産型EV リーフで、 AESCとともに歩んできました。更なる日本でのEV拡充、カーボンニュートラル促進に向けて、次世代のリチウムイオンバッテリーを生産する、この茨城の新工場には、大変期待しています。」と述べました。

AESCグループは、日欧米において電気自動車60万台超へのリチウムイオンバッテリー供給を行っており、バッテリーにおける重大不具合ゼロという実績があります。

 

【新工場の特長・意義】

  1. 2024年中に年間6GWhの生産能力で量産開始
  2. 年間18GWhまでの生産能力拡大余地有り
  3. 茨城県に稼働時で約400人、将来的に1,000人以上の雇用を創出
  4. 当初500億円、将来的に1000億円超の投資を予定
  5. 高容量の新型バッテリーにより様々な顧客・仕様に対応
  6. AI+IoTを駆使した最新鋭のスマートファクトリーを実現
  7. 再生可能エネルギーの活用による、カーボンニュートラルな工場

  

【新工場所在地】

拠点名: AESCジャパン 茨城工場
所在地: 茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地2期地区 (友部駅からタクシーで約15分)
敷地面積: 約36ha 

以上